少女漫画 魔女の心臓 ネタバレ 6巻
最新刊から結末までをネタバレ配信!?
映画化も話題となった魔女の心臓をネタバレ!
魔女の心臓の概要
matoba先生によるファンタジー系のマンガで
序盤から しゃべるランタンが登場してきて
驚きますが、ファンタジーならでは
読んでて ほんわかしてくるキャラが多いです。
魔女の心臓 ネタバレ 6巻
なんと、ミカが魔女になる以前のお話からという珍しい展開。
瀕死の重傷を負っていた所を魔女のジュリアに拾われたミカ。
この頃のミカは何が起こったか全く分かっておらず、
自分の名前以外何もわからない状態。
恐らく、心臓を失った直後でここ、という感じなんでしょうか。
半信半疑ながらも面倒を見てもらうジュリアとミカの日常生活が描かれます。
「人間だろうから」と距離を置いていたジュリアと、
何もわからない中で健気に頑張るミカ、
そしてミカが魔女になるまでの辺りが描かれます…「人と世界と生きていく為の
いつか故郷に帰る為の力」
という辺りにセリフに妙に重さを感じたりしました…
ジュリアとミカのエピソード、機会があればもうちょっと読んでみたいですね。。次のアイリスという女性は、ユノというお嬢様に拾って貰った身分。
拾って貰うまでは道端でただ虹を見つめていただけだった。
ユノという女性もまた、病弱で家に引きこもりがちだった。
そんな二人が本で見たのは、人は死後に虹を渡って天国に行くのだという。
しかし二人ともそもそも虹のふもとを見たことがない。
やがてユノは命を失ってしまうが、その際ユノはアイリスに
「沢山のものを見てきてほしい。
そしていつかあなたが虹のふもとに来る時がきたら
私に沢山教えて欲しい」
という…こういうお話がすごく好きなもので、このユノのセリフを読んだ時に
涙が出そうになりました…一方で、ルミエールの「あの言葉は呪いだ。彼女はいつまで旅を続けるんだ」
という意見も。それはそれで分かる見方だなぁとも思ったけど、
その後に語られる
「約束が果たされる未来の為に生きられる」というセリフ…
これはまさしくミカにも響くセリフだったと思います。
ユノとアイリスがどんなお話をするのか、
幸せそうな二人の表情が浮かびますね。。ある程度無差別に女性が狙われる事件が起こる街で、
オートマタも扱う時計店の主人・ナサニエルの家を訪れたミカ。なんと彼は、自身が魅了されてしまったオリンピアに命を与えたいがために、
女性を狙って命を奪っていたという…
彼のちょっと常軌を逸してしまっている思いに圧倒されるけど、
最後の展開ではオリンピアに意志が…?という可能性も感じさせる辺りが非常に儚い。
何より、
地位も富もあるかのように見えるナサニエルがどうしても欲しかった「命」というものを
「命」というものだけを持たずに旅を続けるミカと相対して、
そして全てを奪われるというこの展開…
何とも言えないですね。
でも、この何とも言えなさというか儚さというか、こういうのが
魔女の心臓らしさだともすごく感じます。龍の子供のリンがめちゃくちゃかわいい!
ルミエールとのやりとりが見ものでしたね。
ただひたすらかわいいかわいいと思いながら読んでいましたw
最後の満面の笑みのとこはかわいかったですね!!龍の一生も長いけど、そんな一生をかけてもミカの旅は終わらないだろう。
それでも自分はずっとミカと旅を続ける。
そんなルミエールの想いが外伝でも描かれますね。色々なエピソードが描かれるにつれて、
ミカの様々な過去や表情が描かれるようになってきます。
ルミエールやリツカとのやり取りも絶妙だし、出来ればこのまま続いて欲しいと思うけども
ミカの事を考えると旅が長く続く事自体…と言う感じでもあり。
早く旅の終わりを迎えて欲しいような気もするし、いつまでも続いて欲しいような気もする。
そんな儚さや危うさこそがこの作品らしさだとも感じます。
一話完結ながらも各キャラのエピソードがキレイにしっかりと描かれる所もたまらなく好きですね。
ミカには申しわけないけど、このままいつまでも旅を続けて欲しいと思います…w