少女漫画 魔女の心臓 ネタバレ 3巻
最新刊から結末までをネタバレ配信!?
映画化も話題となった魔女の心臓をネタバレ!
魔女の心臓の概要
matoba先生によるファンタジー系のマンガで
序盤から しゃべるランタンが登場してきて
驚きますが、ファンタジーならでは
読んでて ほんわかしてくるキャラが多いです。
魔女の心臓 ネタバレ 3巻
冒頭では、前巻からの続きということで、
ミカとルミエールの馴れ初めのエピソードが描かれます。
最初は生贄に捧げられた人間を犠牲にすることに何の疑問も感じていなかったルミエールだけど、
替え玉として現れたミカの意志や人柄、そして「境界の魔女」として
生き続ける彼女の側にい続けることを誓ったルミエール。これまでの生き方・考え方がそのまま変わってしまう程の衝撃の出会い。
ルミエールのいつもの軽薄なキャラも、ここでは人間らしさがあってより生きている感じが
とてもいいですね。
そして主従の誓いを・・・
こういうシーン、凄く良いですねー。素敵です。しかし。いつまでも不死な自分と違い、ルミエールには寿命がある。
誰かと一緒にいることに慣れすぎてしまってはいけない、
いつまでも彼のことを拘束し続けてはいけない・・・
そんな風に考えたミカは、突然ルミエールに別れを告げる。
孤独に慣れてきた時間が長かった分、「一人じゃない」という時間を過ごし、
そしてそれをいつか失う恐れがある、ということに気づいて、
それならば自分から離れてしまおう、と考えたんですね・・・
でも
死なないミカだからなんとなくついてきた、という過去の自分とは違う。
今は「自分が一緒にいたい」と思うからこそついていきたい。
だからこそ、ここで別れることは出来ない。
いいですねー、二人の絆の深さがここでまた強まるような、
そんなエピソードだったと思います。
しかし、「境界の魔女の物語はミカとニナの物語」
という伏線が非常に気になりますが・・・本屋さんで雨宿りするお話では、ミカがなんとメイドさんに!
うわあああすごくかわいい!!!
しっかりとカチューシャまでおめかししているところがなんともかわいいですねw
お話としては、手に取った本が境界の魔女のことで、
美化されている&完結しているお話だったので、
実際にはまだ続くんだよ、と本人ならではの注釈を入れるところが
ミカの性格が表れていてよかったですね!そして「涯の毒姫」のお話が自分的にはツボすぎてもう・・・!
ミカが訪れた海沿いには毒草が生えていた。
その毒草にはある逸話があってーーー両親を亡くし、一人で漁をして生活していた若者・アールは
夜の海で寝てしまい、気づいたら「行ってはいけない」と言われている海域にまで
流れ着いてしまった。しかし、その途中には小島があり、
そこには幽閉されている少女がいた。
会って話をしたいけど、それは出来ない、ならば俺が会いに来るよ、ということでさながらロミオとジュリエットのような展開で、この時点でだいぶツボな訳ですがw
ある時、アールは彼女を連れ出そうとするものの、世話係にそれを止められる。
何故止めるのかといえば、彼女がここに幽閉されているのは、
彼女が毒姫であることが原因(実際には母親が飲んだ毒が原因)
そのため、彼女に触れた産婆や乳母達が死んできた、
だから彼女はここで幽閉されている、というなんとも切ないものでした・・・
その忠告を受けて一度は彼女に会いにくるのをやめるアールだけど、
ある時その地方に嵐が来る。
嵐によって、彼女の幽閉されている塔が沈んでしまう・・・
世話係達は、自分たちが手にかけるのも忍びないということで、
これを願ってもないチャンスと手をこまねいている!そんな場を目にしたアールは、いてもたってもいられず、周りの静止も振り切り、
彼女を助けに行くのでした・・・
そして、その後の二人がどうなったのかは誰も知らない、
というのがもう!なんともたまりません・・・
こういう切ない展開、切ないストーリーは本当に大好きなもので、
やられてしまったなぁ・・・という感じでした・・・感動しました!最後のランプにまつわるエピソードも素敵でした。
檸檬かわいい!!というわけで。
いつもながらの儚い作風とキレイな絵柄。
その二つが織りなすまとばさんワールドが今回も堪能出来ました。
今後ますます、まとばさんを応援していきたいと思いますw
4巻も今から楽しみでなりません・・・!!