少女漫画 暁のヨナ ネタバレ 73話~75話
最新刊から結末までをネタバレ配信!?
映画化も話題となった暁のヨナをネタバレ!
暁のヨナの概要
草凪みずほ先生原作のマンガで花とゆめ になんと八年前から現在も掲載
されている女性の半数はこのタイトルを聞いたことが
あると思われる超ベストセラーな作品です。
アジアンテックでファンタジー要素もあるので
子供から大人まで楽しめると思います。
数年前にはテレビアニメ化されたり
はたまた 舞台になったり今後も
期待できそうですね。
暁のヨナ ネタバレ73話~75話
73話
喧騒の中、顔を合わせたヨナとスウォン。そしてスウォンの後ろから、ジュド将軍とグンテ将軍も駆けつけた。
死んだと報告されていたヨナとハクを目にして、呆然とするジュドとグンテ。
そんなスウォンたちに気付いたハクは、大刀を持つ手に力が入る。
高華国軍が集まってきたため、撤退を命じるヨナ。
それでもスウォンから目を逸らせないハク。
ヨナに呼ばれ、ようやく撤退体制に入った。
内情を知る部下に、ハクらを捕らえるかどうかを尋ねられるスウォンだが、
うつむいて何も言えない。
そこへグンテが、賊が紛れ込んだだけだから放っておくよう静かに言う。
一方、撤退したヨナたちを追おうと躍起になるスジンの目にスウォンが入った。
部下たちにスウォンに矢を放つよう命じるスジン。
だが、恐れをなして動けない部下たち。
しびれを切らしたスジンが自らスウォンに矢を向けた。
グンテはスジンに向かっていく。
スジンがスウォンを討とうとしたその時、スジンを後ろから刺した男がいた。
スジンの部下だった。
倒れたスジンに跪いたその部下は、涙を流して言った。
“あなたはもう・・・
我々の憧れた緋龍王ではない・・・”火の部族の反乱は終息し、緋龍城に駆けつけたスジンの長男のカン・キョウガ。
スウォンに平伏し、罪人の息子としてその責を負うと訴える。
“・・・ですが
私の母と弟テジュンの命だけは
どうか見逃して戴きたいのです”スウォンは口を開いた。
火の部族の土地は長い間戒帝国の隣国として様々な苦難があり、軍事に力を入れるのは無理からぬ事だったこと、
キョウガの兵の統率は見事であった事、
キョウガがいないと火の部族は立ち行かないこと。
そして最後に、キョウガを火の部族長に任命した。
言葉を失くすキョウガ。
“ただ・・・”と言ってスウォンは続けた。
キョウガは、火の部族の都である彩火の外の事を知らない と。
否定するキョウガに、外に行ってみようと言うスウォン。
“あなたの弟君テジュン殿が、外である試みをしているとか”
74話
テジュンを探しに火の部族の村を訪れたスウォン一行とカン・キョウガ。こんな寂れた村にナヨナヨの弟テジュンがいるわけないと言い切るキョウガの目の前を(正確にはキョウガにぶつかり)、
村人を抱きかかえて走るテジュン。
テジュンは、高熱だというその村人の対応で必死だった。
一連の様子を見ていたスウォンたちだが、キョウガもジュドもテジュンだと気づかない。と言うか、どうしてもテジュンだと思えない。
テジュンの様子をじっと見るスウォンたちに気づいたフクチがテジュンに知らせると・・・
口をマスク代わりに覆っていた布で顔を隠し、逃げ出すテジュン。
その姿を見て、やっとテジュンだと認識できたキョウガ。
スウォンやキョウガから、父カン・スジンの謀反と死亡を初めて知らされたテジュン。
父を慕っていただけに、呆然とするしかなかった。
そんな時、一人の村人がテジュンに話しかけた。
病で倒れたその村人の息子の事を尋ねられ、テジュンは呆然としながらも対応に急ぐ。
火の部族の存続がかかっているこの状況で、テジュンが一つの村の一人の村人にかまっていることが解せないキョウガ。
スウォンは、テジュンの様子を見てみようと提案。
テジュンについていって入った診療所には、たくさんの村人が治療を受けていた。
スウォンたちに構わず大量の洗濯物を抱えて外へ走って行き、水路でひたすら洗うテジュン。
“何故将軍家のお前がこんな事をしている!?”
テジュンの行動が理解に苦しむキョウガ。
テジュンは答えた。
“一人でも多くの火の部族の民を守れるなら
私はやらねばならんのです”まだ理解できないキョウガ。
“政で正しく統治してこそ民を守れるというもの
この地もいつか・・・”“いつかでは遅いのです!!”
キョウガの言葉を遮ったテジュン。
そして、次から次に病に倒れる村人の対応に急いだ。
そんなテジュンを見つめるキョウガ。
スウォンはキョウガに、火の部族の統治には偏りがあることを伝える。
そして、キョウガには火の新部族長として空都で様々な統治を学ぶように、
テジュンには部族長代理として火の部族の土地を守るように命じた。
テジュンが行っていることは、空の部族からも応援を出して引き継がせることになった。
そんなテジュンのもとに村人がやってきた。
戒帝国の千州で育つイザの実をテジュンに手渡したその村人。
先日ヨナたちが手に入れたものだった。
乾燥に強いから火の部族の土地でも育つかもしれないと、ヨナのことづけを伝える村人。
いったい誰が?と問うテジュンに、
“ヨナちゃん達が・・・”
テジュンの隣りにはスウォンがいた。
慌てて村人の言葉を遮ったテジュン。
村人の言葉が聞こえたかどうかを問うテジュンに、聞こえてないと答えるスウォン。
“彼女が・・・”
スウォンはイザの実を見つめ、そして暁の空を見上げた。
75話
ジュド将軍とグンテ将軍を引き連れて戒帝国の千州を訪れたスウォン。謀反を起こしたカン・スジンと共に高華国を攻め込んだリ・ハザラとの面会が目的だった。
スウォンとは初対面になるリ・ハザラ。案の定、スウォンの緩い雰囲気に面食らう。
スウォンは高華国に戦を起こした代償として、リ・ハザラに三つの条件を示した。
一つ目は、高華国への損害の賠償
二つ目は、高華国と不戦協定を結ぶこと
三つ目は、国境近くにある一つの村を高華国の領地にすること
幾多の土地を取られると覚悟していたリ・ハザラは、村を一つだけと言うスウォンに拍子抜けする。
イル国王のようにスウォンも戦を好まない緩い男だと侮ったリ・ハザラは、いずれ高華国に攻め入ろうと心の中で思う。
が、次の瞬間ゆっくり立ち上がったスウォンの表情には笑みがなかった。
“今後、この不戦協定を反故にし戦を仕掛けるならば
その時は空と地の軍だけでなく
高華国五部族全軍を以て
その首を貰い受けるので
お覚悟を”一瞬にして青ざめるリ・ハザラ。
高華国への帰路にて、村一つだけを領地としてもらった理由をスウォンに問うグンテ。
今後千州と上手くやっていくためには、重すぎる枷は逆効果であること、
そして、イザの実が欲しいから と答えるスウォン。
乾燥に強いイザの実との付き合い方を知っている人々と畑を手に入れて、貧しい火の部族の土地に広めたいと考えていた。
スウォンが、他国のイザの実というものを知っていたことに驚くジュドとグンテ。
“・・・ある人に教えてもらいました”
スウォンは静かに答えた。