少女漫画 暁のヨナ ネタバレ 55話~57話
最新刊から結末までをネタバレ配信!?
映画化も話題となった暁のヨナをネタバレ!
暁のヨナの概要
草凪みずほ先生原作のマンガで花とゆめ になんと八年前から現在も掲載
されている女性の半数はこのタイトルを聞いたことが
あると思われる超ベストセラーな作品です。
アジアンテックでファンタジー要素もあるので
子供から大人まで楽しめると思います。
数年前にはテレビアニメ化されたり
はたまた 舞台になったり今後も
期待できそうですね。
暁のヨナ ネタバレ 55話~57話
55話
寒さの中、偶然見つけた火にあたるカン・テジュン。ふと横を見ると、そこにいたのはハクだった。
すっかり狼狽するテジュンに、全く顔色が変わらないハク。
狼狽しながらも、ハクが生きているということはヨナは…と思いを巡らす。
そんなテジュンに、
“何でこんなとこにいるのか知らねェけど、宿なしには慣れてねェんだろ
坊っちゃん”ハクは顔色1つ変えないながらも、この男がカン・スジン将軍の息子テジュンだと気付いていた。
上手くごまかして立ち去ろうとするテジュンだが、不意に荷物に入れていた狼煙を落としてしまう。
そして、狼煙は火の中へ。
火が付いた狼煙は上がり、真っ暗な空に明るく弾けた。
狼煙が上がればテジュンに危険が迫ったものとして村に兵たちが総攻撃をかけてしまう。
早く阻止しようと慌てて退散するテジュンをハクは取り押さえた。
狼煙は誤って上げてしまったこと、兵達を止めに行くから釈放して欲しいことを訴えるが、
ハクは首を縦に振らない。
“こいつは俺らを殺そうとした
帰したら俺らが生きている事が火の部族長や緋龍城にまで伝わる”テジュンはハクの “俺ら” を聞き逃さなかった。
ハクにヨナの安否を尋ねるテジュン。
ハクが無言でいると、途中からこの場にいたゼノがヨナが生きていることを伝えた。
“そうか…生きて…おられたか…” テジュンは泣いていた。
シンアより兵達が村に向かってきていることを知ったヨナは、ハクたちを呼びに来た。
と、ハクの足元にはヨナに向かって平伏している男が。
ハクは状況がつかめないヨナに、この男はテジュンだと伝える。
兵達が向かってきたいきさつを伝え、止めるために釈放して欲しいと言うテジュン。
必死に誠意を見せようとするが、ヨナとハクが昔から知っているテジュンを思うと簡単に信用できるわけがない。
ヨナはテジュンに顔を上げるように言った。
“私の目を見て答えなさい”
顔を上げたテジュンは、涙と鼻水をだだ流しのもの凄い顔だった。
テジュンは自分で自分に混乱しながらも、必死に想いを言葉にした。
その様子に、つい吹き出してしまったヨナ。
テジュンを釈放することにした。
56話
カン・テジュンの部下たちが持つ松明で、村の周りは明るく照らされた。そして夜目がきくシンアにより、兵たちに火矢が準備されてることを知る。
村に火が放たれれば元も子もない。
テジュンはヨナに別れを言い、全速力で兵たちに向かっていった。
火矢は放たれ、火傷を負いながらも走るテジュン。兵たちの元に辿り着いた。
手違いで狼煙を上げてしまったこと、騒ぎを起こしてしまったことを部下たちに詫びるテジュン。
村の周りの明かりは遠ざかって行った。
役所に戻ったものの、全く身が入らないテジュン。
ヨナのことで頭がいっぱいだった。
部下が用意した食事を食べるも、貧しい村を思い出しヨナの食事が気にかかる。
村に偵察に行くと言って食事を持ち出そうとするテジュン。
テジュンは食事を重箱に詰めさせ、村へやって来た。
見つかりたいのか見つかりたくないのか、挙動不審なテジュン。
だが、残念なことにヨナではなくハクに見つかってしまう。
全くテジュンを信用できないハクに、テジュンはヨナに渡したいと重箱を見せる。
ハクはテジュンをヨナの前まで連れて(正確には引きずって)行った。
重箱を見て顔を輝かせるヨナ。
ヨナの笑顔に有頂天なテジュン。
しかしヨナは村人を呼び集めると、1人ずつに少しずつ食事を分け与えていった。
ヨナに食べて欲しかったテジュンは落胆するが、本当に食事が行き届いてない状況を目の当たりにした。
が、心の奥ではこれも当たり前だと思うテジュン。
“私は誇りある火の部族長カン・スジンの息子で
私はこの者達とは人間の価値が違っていて
私は 私は…”次の日も村に偵察に行くと言って役所をあとにするテジュン。
兵たちの食糧を盗んで村へ向かった。
“私は 何をやっているんだ…!?”
57話
何かと理由をつけては村を訪れ、ヨナに会いに来るカン・テジュン。一応火の部族長の息子であるため、ヨナとの関わりを良く思わないハクたちだが、
ヨナに一生懸命なテジュンを見て何も言えない。
だが、ヨナたちのすることに理解ができないテジュン。
村人が税が納められないのは自業自得であり、
兵として村から若者が連れて行かれて人手不足でもしょうがないと言う。ヨナはそんなテジュンに、一緒に村人の様子を見に行こうと誘った。
テジュンを連れて、ある一軒の家を訪れたヨナ。
中に入ると、高齢の女性がいた。
ミレイという名のその女性、ヨナが具合を聞くと、
すきま風が入って寒いだの、
体が痛いだの、
憎まれ口を叩いた。ミレイの態度に苛立つテジュンだか、ヨナは何も言わずすきま風が入る壁の補修に取りかかる。
テジュンはミレイに言われて按摩をするが、人に按摩をするのは初めてのテジュン。
ミレイに下手くそだと言われる。
苛立ちを露わにするテジュンだか、ヨナは何も言わず懸命に作業を行っていた。
“一つも不満を口にされない
この国で最も尊い御方が”テジュンはヨナを見て、もう一度按摩をすると言う。
そこへ、テジュンの側近フクチがミレイの家にやって来た。
テジュンは役所から自分たちの食糧を盗んで村に持って来ているため、部下たちも気が立っていた。
この家でフクチらに見つかるわけにはいかないテジュン。
ミレイがヨナとテジュンを隠し、フクチらにはうまく言って退散させた。
だが、役所の食糧庫から村人に分け与えるのには限界を感じたテジュン。
ひとまずミレイに礼を言って家をあとにした。
村を歩きながらテジュンにミレイの話をするヨナ。
ミレイは10年前息子を兵役に奪われ、以来ふさぎ込んでしまったのだと言う。
兵として集められた若者は厳しい訓練を受け、脱走すれば殺され、よほどでない限り里に戻るこたはできなかった。
“兵になることは名誉なことだ
名誉なこと・・・のはずなのに”現状を知って想いを巡らすテジュン。
その夜役所に戻ったテジュンは、部下たちに里を尋ねた。
兵の1人は、やはり親を村に残してきたと言う。
親は多分亡くなっていると言う部下に、
生まれながらに彩火の都で不自由なく住む自分が疎ましくないかと問うテジュン。
部下たちは、将軍の息子だから当たり前だとテジュンを笑った。
“テジュン様は火の部族発展の為にお生まれになったのですから”
部下の言葉を聞き、寂れた村を思い浮かべるテジュン。
“あのままで火の部族の発展など 未来など あるはずもない”
そして、“私達ができる事には限界があるの” と言っていたヨナを思い出した。
“私は火の部族長カン・スジンの子カン・テジュンだ!!
ではあるはずた 私だから出来る何かが”